【小寒】寒の入り

【小寒】しょうかん
2022年1月5日
冬至より一陽起るが故に陰気に逆らう故益々冷る也
(暦便覧)
寒の入り。
小寒から立春の前日である節分までの間を「寒の内」と呼び、
一年で一番寒い季節となります。
年始のご挨拶も、
今日から「寒中見舞い」となります。
初候:芹乃栄(せりすなわちさかう) 1月5日~9日頃
春の七草のひとつである芹(せり)が冷たい水辺で生えだす頃。
芹は春の香りがします♪ 年末年始の疲れた胃を助けてくれますよ。
次候:水泉動(しみずあたたかさをふくむ) 1月10日~14日頃
冬至から甦った陽の光が大地を温め、
地中で凍っていた泉水が少しづつ融けて動き始める頃。
「水泉」とは、湧き出でる泉という意味を持ちます。
末候: 雉始めて雊く(きじはじめてなく) 1月15日~1月19日頃
オスの雉が鳴き始めメスへの求愛の季節を迎える頃。
雉は日本固有種の留鳥で、国鳥に選ばれています。
オスは美しく勇敢で、飛ぶ姿が力強く男性的であり、
メスは卵やヒナを身を顧みずに守る母性愛の象徴とされています。
1月7日【人日の節句】
五節句のひとつ

『せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、
すずな,すずしろ、これや七草』
年のはじめに若菜を摘んで
新しい生命力を美味しく頂きましょう♪
平安時代から伝わる行事が、
江戸時代に七草粥となり一般に広まったそうです。
小寒の初候「芹乃栄」の頃に、
春を告げる春の新芽が顔を出し始めます。
芹やハコベ(ぺんぺん草)
ごぎょう=ハハコグサ
はこべら=ハコベ
すずな=カブ
すずしろ=ダイコン
最近はスーパーで七草セットが購入できるようになりましたが、
お庭や野原で春の新芽を見つけたら
摘んで帰り、
トントンと刻んで粥に加えてみてくださいね^^
七草なずな~♪
唐土の鳥が日本の国へ渡らぬ先に♪
ストトン トントンストトン♪
唐の国から渡り鳥が渡り、
風邪ウイルス等いろいろな邪気を運んでくる前に、
七草がゆを食べて免疫力を養いましょう。
という思いが込められた歌です。

春の七草は、
胃腸の働きを良くし、消化を助け、
気血の巡りを良くする薬草です。
年末年始の疲れが出てくる頃に
自然から届く春の贈りものです.°˖✧˖°
今月の薬膳教室スケジュール
①7月の薬膳レッスン | 季節・夏 |
---|---|
13(水) | 残席1 |
14(木) | 満席 |
15(金) | 残席1 |
16(土) | 残席1 |
18(月) | 残席1 |
20(水) | 残席1 |
②五臓の薬膳 | 心 |
22(金) | 残席2 |
9月 季節の薬膳 | 秋 |
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14(水) | 満席 |
16(金) | |
17(土) | 満席 |
21(水) | 満席 |
22(木) | 残席1 |