【芒種】生きる知恵

【芒種】ぼうしゅ
2021年6月6日
二十四節気の9番目
”芒ある穀類、稼種する時也”
(歴便覧)
芒(のぎ)=イネ科食物の突起上の穂のこと
稲や麦など穂の出る植物の種を蒔く頃となりました。
田んぼの稲穂もぐんと成長を始めます。
初候:螳螂生(かまきりしょうず) 6月5日~9日頃
カマキリが生まれ出る頃。
農作物にとって、カマキリは害虫を捕食してくれる有益な昆虫です。
次候:腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる) 6月10日~15日頃
水辺の草陰から、蛍が光を放ちながら飛び始める頃。
腐った草や竹の根が蒸れて蛍になると考えられていたようですよ。
末候:梅子黄 (うめのみきばむ) 6月16日~20日頃
梅の実が黄色くなって熟す頃。
「梅雨」という言葉は、”梅の実が熟す頃の雨”が由来です。
食物にとっての「芒(のぎ)」は、
他の動物による食害から種子を守っていたり、
動物の毛や服にくっついて種子を運ぶ役割があるようです。
草むらの中に入るとチクチクと痛いですよね。。。
イネ科に限らずひっつく植物は多いようです。
ちゃっかり者の生きる知恵ですね^^
二十四節気は季節の移ろいを節目で分けたもので、
農耕の目安とされる言葉が多く使われています。
「芒の種を蒔く頃」があることからも、
私たちにとって稲穂の大切さを伝えているようですね.˖✧˖°
作物の品種改良も進み、
地球温暖化の影響もあり、
田植えの時期も早くなりましたが、
カマキリの姿が現れたり、
源氏ホタルを見るイベントがあったり、
梅仕事が始まりをお知らせしてくれたり♪
二十四節気七十二候では、
私たちに暮らしの豊かさを伝えてくれますね♪
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