なつめ【大棗】タイソウ

「一日食三棗、終生不顕老」
一日3粒老い知らず!

疲労回復にとっても優れた赤い実は、
気持ちを安定させ、血の巡りも良くする優秀な果実です。


初秋の頃に青りんごのような実をつけ、
次第に熟すと赤くなっていきます。

旬はとても短くて、10日間ほど。
甘くて美味しいのか、熟す前にすぐに虫や蟻がやってくるので、
毎日美味しい見ごろを見極めています♪

生のなつめは、 リンゴのような爽やかな香りと優しい甘味、
シャキシャキした食感が楽しめます。

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なつめ   【大棗】(タイソウ) 

性味:甘/温    帰経:脾 胃

*薬膳的効能*
補中益気
養血安神
緩和薬物

[補気薬]
血液に栄養を与え、元気になる「気」を養う。
脾臓と胃を元気にする作用がある。
小児の夜泣き、風邪やひきつけ、胃けいれんの鎮痛によい。
不眠症やイライラを鎮める。
他の薬の作用を穏やかにする。

栄養学的には。
ビタミンCに優れている。
ビタミンA、カリウムも多い。
豊富な栄養効果で美肌&アンチエイジングにも

更年期障害や不妊治療に使われたり、
免疫力を向上させる作用も認められています。

調理法

・なつめ茶  
洗ってから、外皮を少々やぶき、お湯で煮立てればOK
棗の皮は堅いので、成分をしっかり出すために
必ず外皮を破って下さいね。手で簡単に破けます。

・なつめ酒  
大棗を細かく切り、ホワイトリカーとグラニュー糖を加えいれ2ヶ月以上寝かす。滋養、強壮に、不眠症に。

・スープに入れる
薬膳の基本は生薬を煮出したスープを頂くこと。
お肉と野菜になつめを加えて煮れば、簡単スープのできあがりです♪

・ジャム・ソース
甘味を生かして砂糖なしでもOKです。

今月の薬膳教室スケジュール

5月▸季節梅雨の薬膳
15(水)満席
16(木)残席2
17(金)残席2
18(土)
21(火)満席
6月▸五臓の薬膳
13(木)満席
14(金)残席2
15(土)残席2
18(火)残席2
19(水)残席1