【石榴・柘榴】赤い宝石

石榴・柘榴・地瓜果・ザクロ

生薬名:石榴皮(セキリュウヒ)・石榴根皮(セキリュウコンピ)
薬用部位(果皮・根皮)

性味:温・甘酸渋/温
帰経:腎大腸止痢
効能:生津止渇、収斂止瀉、殺虫
   ・身体に潤いを与え、口の渇きを抑える
   ・引きしめて下痢を止める
   ・寄生虫を駆除する
注意)体質虚弱者、子どもは控えめに

① 根・樹皮:条虫駆除薬
② 果実皮:下痢止め、駆虫薬
 ※毒性が強いので内服はしないが、
  煎じ液は口内炎、水虫薬などに用いる
③ 花  :つぶして湿布(しもやけ、乳房の腫れなどに)
     煎じ液(こしけ、子宮内膜炎などに)

④ 果汁 :塗る(ひび、しもやけに)


初夏に朱色の花を咲かせ、
9月の頃は小さかった実は
秋の深まりととも大きくなって赤色も濃くなりました。

ばかっと割れると
中から赤い宝石のような実がたくさん詰まっています。

種子が多いことから子孫繁栄、豊穣の象徴とされてきました。

ザクロは「女性の果実」と呼ばれ、
健康や美容によく
妊活や更年期障害などというキーワードが聞こえてきます。

女性ホルモンが含まれていると話題になったことがありますが、
量は極めて少なく効果は気持ち程度のようです。


日本へは平安時代に中近東から渡来し、
寄生虫駆除の目的で輸入されたそうです。
種子や果汁に有機酸を多く含むため、
銅鏡を磨くことにも用いられていたそう。


花言葉
「子孫の守護」「優美」「円熟した優美」「優雅な美しさ」「愚かしさ」等



● 食べ方 ●
生食、ジュース、果実酒など

サラダやヨーグルトにトッピングするときれいですよ♪
お酒が飲めないのでりんご酢に漬けました。



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