【小寒】寒の入り

【小寒】しょうかん

2023年1月6日
冬至より一陽起るが故に陰気に逆らう故
益々冷る也
(暦便覧)

冬至から陽が生まれ伸び、
陰の気に逆らうがために
ますます冷え込む寒の入り。

小寒から
立春の前日である節分までの間を「寒の内」と呼び、
一年で一番寒い季節となります。


年始のご挨拶も、
今日から「寒中見舞い」となります。

初候:芹乃栄(せりすなわちさかう)  1月6日~9日頃
 春の七草のひとつである芹(せり)が冷たい水辺で生えだす頃
 芹は春の香りがします♪ 年末年始の疲れた胃を助けてくれますよ。

次候:水泉動(しみずあたたかさをふくむ)  1月10日~14日頃
 冬至から甦った陽の光が大地を温め、
 地中で凍っていた泉水が少しづつ融けて動き始める頃
 「水泉」とは、湧き出でる泉という意味を持ちます。

末候: 雉始めて雊く(きじはじめてなく) 1月15日~1月19日頃
 オスの雉が鳴き始めメスへの求愛の季節を迎える頃
 雉は日本固有種の留鳥で、国鳥に選ばれています。
 オスは美しく勇敢で、飛ぶ姿が力強く男性的であり、
 メスは卵やヒナを身を顧みずに守る母性愛の象徴とされています。


小寒の初項では
春を告げる七草のひとつ
セリが詠まれています。

セリも身近な生薬です。
明日7日は七草粥の日ですね♪

■身近な生薬「芹」せり

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