【半夏生】カラスビシャク

カラスビシャク

【半夏】
サトイモ科カラスビシャクの根。(球状に肥大した地下茎を用いる)
夏の半ばに花が咲き、その頃採取することから「半夏」と呼ばれます。
(有毒)

性味:辛/温  
帰経:脾・胃
効能:燥湿化痰、降逆止嘔、消痞散結

・体を温め、停滞しているものを動かし発散させる作用があります。
・水分の停滞や巡りの改善、
・吐き気止め、鎮咳、去痰、のどの痛みなどに用いられます。



半夏の生える頃
二十四節気七十二候「半夏生」(はんげしょうず)は、
ちょうど野道に「半夏」が生えてくる頃の時候です。
夏至から数えて11日目。

7月の初旬になると日当たりのよい畑や田んぼのあぜ道で見かけます。
今年はすでに6月上旬の頃から見かけました。

花は初夏から夏の頃、
水芭蕉と同じ「仏炎苞」を持った、花びらのような花を咲かせます。

但し、生では毒性があります。
舌やのどの粘膜に炎症を生じ、
イガイガや声がでなくなるなどの症状が出るようです。
庭先漢方レベルでの使用は控えたほうがよいかもせれません^^

方剤では毒性を消す過程「炮製」をしてから用いられています。
(生姜を配合することで毒性が軽減されると言われてます。いざというときのマメ知識)

昔は農家の女性がカラスビシャクを薬屋に売ってヘソクリにしたそうですよ。
日本でもよく知られている方剤に入っていますので、
身近にある生薬だったのですね。


[方剤]
半夏瀉心湯
半夏厚朴湯
小青竜湯
麦門冬湯
小柴胡湯



半夏生とタコ

近畿地方では「半夏生」にタコを食べる習慣があるようです。
最近は関東のスーパーでもタコが並ぶようになりました。

昔は「半夏生」は田植えを終わらせる目安とされていたので、
植えた苗がタコの足のようにしっかりと根付くように!
との願いを込めて食されたようです。



薬膳では、
タコは気と血を養い、
お肌を再生させる効果が期待できます。

農作業で疲れた体を癒すのにぴったりですね!

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