【啓蟄】春の香り立つ

【啓蟄】(けいちつ)
2022年3月月5日
陽気地中にうごき、ちぢまる虫、穴をひらき出ればなり
(暦便覧)
啓(けい)=「ひらく」
蟄(ちつ)=「土中で冬ごもりしている虫」
大地が春の陽気で温められると、
土の中で冬ごもりしていた虫たちが目覚め、
地上へ這い出して活動を始めます。
初候:蟄虫啓戸(すごもりのむしとをひらく)3月5日~9日頃
冬ごもりしていた虫たちが目覚める頃。
次候:桃始笑(ももはじめてわらう) 3月10~14日頃
桃の花が咲き始める頃。朗らかにほころんで笑顔になるのですね。
末候:菜虫化蝶(なむしちょうとかす) 3月15日~19日頃
菜虫が羽化し、蝶となって舞い始める頃。
季節は「仲春」
「啓蟄」から、次の時候「春分」までが
ちょうど春の中頃となります。
ひと雨降るごとに暖かくなり、
三寒四温を繰り返しながら、
少しずつ季節は進んでゆきます。
散段差が大きくなる季節です。
春の陽気に笑顔になりながらも、
気は引き締めて!
春の移ろいを楽しみましょう.˖✧˖°
春の香りを食卓へ♪
ふきのとうが顔を出し始めたようです。
「春は苦味を盛れ」という言葉があるように、
ふきのとう、タラの芽などの山野草や
菜の花、セリといった春野菜は独特の苦み成分をもち、
眠っていた体を目覚めさせる役割があります。
苦味が苦手な方は
この時期は少しだけ意識して♪
苦味の先にある美味しさが
たまらなく好きな人は適度に♪
苦味の役割を知って
春の香りを食卓に届けてみてはいかがでしょうか。
春の苦み【ふきのとう】
「春は苦みを盛れ♪」の続きを書いています。
よかったらご覧くださいませ♪
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2月▸季節の薬膳総論 | 薬膳ことはじめ |
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13(木) | キャンセル待ち |
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